応用情報技術者試験に合格していたお話
はじめに
2024年秋の応用情報技術者試験を受験して合格していたのでそのお話です。
それなりに実務経験を積んではいるがめんどくさくて基本情報や応用情報を今まで受けてこなかった人が、気まぐれや必要に迫られて受けることになった際に参考になるように記録として残しておこうと思います。
受験した経緯
私の本業はアプリケーション開発なのですが、仕事ではネットワークに触れる機会がそれなりに多いという謎の経歴を持っています。 それじゃということで勉強がてらネットワークスペシャリストが欲しいなと思っていました。
それで私は何を勘違いしていたのか、高度情報処理技術者試験は応用情報技術者が前提になっていると勘違いしていました。 多分応用情報を持っていれば午前Ⅰの試験が免除になるという話と混ざっていたのだと思います。
そんなこともあり、ロクに調べることもなく応用情報技術者試験を申し込んでしまったというのが事の経緯となります。
試験会場の雰囲気
私はつくばの国際会議場で受験したので、他の会場のだと勝手が違うかもしれませんので最初に断っておきます。
会場には受付があるのかなと思っていましたが、「APはあちら」位の案内が貼ってあるだけでした。
また、試験室には試験開始30分前?位までは入れないので、あまり早く到着しても無駄にソワソワするだけです。 入室できる時間になると案内がされるので、受験票の番号にしたがって部屋に入って指定された席に着くという感じです。
なお、ホテルを借りた会場では机と椅子の高さが合ってないみたいなツイートがありましたが、普通の机と普通の椅子で特にそんなことはなく、さすが国際会議場といったところです。
コンビニが微妙に遠いので、お昼ご飯はあらかじめ買っておいたほうが無難です。 あと、午後試験の直前はトイレがめっちゃ混みます。気を付けましょう
試験の難易度
午前試験
範囲が広いので過去問をまんべんなくやっておいたほうがいいかもしれません。 ただし、選択式なのでその分野を深く知っておくというよりかは単語とその意味を知っているか位の感じで良いと思います。 まぁ、参考書を1~2周して、ちょっと苦手な部分を重点的にやっておく位で大丈夫です。
また、割と時流を抑えているようで、2024年の秋試験ではオブジェクトストレージやLLMのファインチューニングを問う問題が出ていました。 対して、昔のメインフレームの文脈で使われることの多かったデュプレックスシステムやデュアルシステムは出てこなかった気がします。 今後はクラウド系の知識を問う問題が増えると思います。
待ち行列や2分探索木、ハッシュ関数や逆ポーランド記法などの鉄板はやっておいたほうが良いです。出ます
午後試験
カテゴリが選択式で範囲が狭まる分、午前よりは深い理解を問われます。
とはいえ、セキュリティならパスワードのハッシュ化や組み合わせの数、ネットワークならパケットフィルタやルーティングテーブルなどそのカテゴリの基本的な知識を問うレベルですのでそんなに身構えなくても良いかもです。
カテゴリは決まっているようなので、自分が得意とする分野をあらかじめ見繕って勉強しておけば良いんじゃないかなと思います。
あと、漢字〇文字で書け系の問題も割と出ます。 私は「多層防御」の「御」を思い出せずに帰りの迎えの車の中で思い出しました。
また、午後試験は割と焦りやすいので落ち着いて問題文を読むようにしたほうが良いですね。 私も焦って解いて見直しで結構手直しをすることが多かったです。
おわり